1. HOME
  2. 協議会について
  3. コホート・生体試料支援プラットフォーム

リンク

コホート・生体試料支援プラットフォーム

概要

研究支援代表者 村上 善則(東京大学・医科学研究所・教授)
支援機能 生体試料支援・コホート・臨床検体・一般健常人・大規模ゲノム解析・オミックス解析
実施期間 平成28~令和3年度
URL http://cohort.umin.jp/

コホート・生体試料支援プラットフォーム サイトへ

支援内容

コホートによるバイオリソース支援活動

症例対照研究の際の
コントロールとしての生体試料支援
追跡調査を開始して5年以上がん罹患や死亡が認められていない一般集団の血清・血漿を提供します。
対象者の抽出条件や、血清・血漿の量、解析に必要となる表現型項目は、あらかじめお問い合わせいただくと、支援の審査がスムーズに進みます。
がん早期診断マーカー精度検証のための
罹患症例の生体試料支援
がん罹患症例(追跡調査開始後2〜3年未満で発症)と対照の血清または血漿を提供します。このような条件を満たすサンプルは、がん部位別には数が限られていることから、既に臨床検体で感度・特異度が検討されているマーカーであることが条件となります。がん部位別にマーカー候補を順次公募し、審査により試料提供先を決定いたします。
遺伝子型と血液検査データなどの
表現型との関連解析に関する支援
約 14,000 名の遺伝子多型データ(GWAS用データ:50万SNPsをタイピング済、600万SNPsをインピュテーション済)および表現型データを提供します。応募者が希望するSNPのrs番号にもとづいて、特定SNPのみを抽出して各種データを提供することも可能です。
J-MICC研究 ベースラインデータによる横断研究 研究テーマ募集 大規模コホート研究(J-MICC研究)の参加者約 92,000 名について、生活習慣に関する調査票データ、食物摂取頻度調査にもとづく推定栄養素摂取量データ、各種健診データ(身体測定値・血液検査値)を活用した横断研究が可能です。
J-MICC研究 GWAS用データによる横断研究(GWAS以外も含む)研究テーマ募集 大規模コホート研究(J-MICC研究)の参加者のうち、約 14,000 名について、調査票データ・推定栄養素摂取量データ・各種健診データに加えて、GWAS用データを活用した横断研究が可能です。GWAS用データから特定のSNPを抽出して利用することも可能です。
J-MICC研究 追跡データによるコホート研究 大規模コホート研究(J-MICC研究)の参加者について、調査票データ・推定栄養素摂取量データ・各種健診データに加えて、追跡データ(死亡・がん罹患)を活用したコホート研究が可能です(死亡追跡データ:約 92,000 名、がん罹患追跡データ:約 78,000 名)。また約 14,000 名はゲノムデータを組み合わせて利用することも可能です。
大規模バイオデータ解析支援 主にコホート研究やケース・コントロール研究における生体試料を用いたオミクスデータ解析の支援を行います。具体的にはDNAマイクロアレイデータのフィルタリングやインピュテーション、次世代シークエンサーのデータ解析、GWASや遺伝子環境間相互作用解析などの関連解析です。
その他 上記以外の研究目的による生体試料、データを用いた支援の可能性もありますので、お気軽にお問合せ下さい。

ブレインリソースの整備と活用支援

ブレインリソースの構築支援 ブレインバンク連携により、日本神経科学ブレインバンクネットワークを構築中(文部科学省新学術領域研究費)です。①オープンリソース、②ブレインバンク生前献脳同意登録制を持つこと、③リソースの神経病理学的所見を含む品質を管理し研究者に呈示できること、の三点が必須事項です。献脳同意登録者の希望に応え、日本全国に出かけて剖検・病理学的検索に関する支援を行い、リソース構築を援助し、後継者育成の支援を行なっています。
ブレインリソースの活用支援 当支援活動では、国際的に一流と評価されている本邦神経病理学的診断を共有し、米国NIHブレインバンクリソース基準を満たす、高品質の死後脳・脊髄リソースを蓄積しています。保存・管理・運用に関し、日本神経病理学会ブレインバンク委員会の指導下にあります。疾患脳に加え、正常コントロールが多数存在すること、全身剖検をベースにしたリソースが附随する点が、特徴です。
その他 ご相談・申請は随時受け付けております。脳以外の末梢組織についてもご相談下さい。研究期間につきましてもご相談に応じます。

生体試料による支援活動

生体試料を用いた超高感度分子病態解析・多層オミックス解析の支援と多施設連携研究ネットワーク構築支援 当支援活動が保有する正確な背景情報を伴う多彩なヒト生体試料を用いた超高感度分子病態解析や各種オミックス解析(デジタルPCR、次世代シークエンス、各種トランスクリプトーム解析、各種プロテオミクス解析、13がん種の組織マイクロアレイ解析等)により、支援を希望する研究者が解析している生体機能分子や生体指標等の機能解析及び新規のバイオマーカー分子探索支援を行います。また、多施設共同研究ネットワークの構築支援や各種分子解析技術の教育支援を行います。
生体試料を用いた多層オミックス・情報解析の支援 当支援活動が保有する正確な背景情報を伴う多彩なヒト生体試料を用いた多層オミックス解析や高度な情報解析により、支援を希望する研究者が解析している生体機能分子や生体指標等の機能解析及び新規のバイオマーカー分子探索支援を行います。
ヒト生体試料(組織・血液試料)や背景情報の集積と提供支援 固形がんの生体試料(パラフィン包埋組織・凍結腫瘍組織、血漿、血清、DNA等)を収集し、ヒト生体試料を用いた研究が必要な研究者に提供支援を行います。また、病理専門医による病理形態学的な解析支援を行います。
血液悪性腫瘍バイオリソース支援 血液悪性腫瘍(主にHTLV-I関連疾患の血漿、血清、DNA等)を収集し、ヒト生体試料を用いた研究が必要な研究者に提供支援を行います。また、ウイルスコピー数や関連血漿分子情報の提供支援を行います。
その他 上記以外にも当支援活動が保有する先端的解析技術、生体試料、基盤データ、トップレベルの研究を展開する連携機関を通じた斬新な研究支援の可能性もあり、研究アイデア段階からの依頼も随時受け付けておりますのでご相談ください。

支援に関するご質問はこちら

よくあるご質問

パンフレットダウンロード

科学研究費助成事業

科研費データベース